尿沈渣中の血球成分、細胞成分、細菌の有無、結晶成分、円柱などを鑑別可能な範囲でご報告します。 細胞成分の良性・悪性の鑑別は致しかねます。良性・悪性の鑑別につきましては形態学検査の細胞診をご使用ください。結石採取が可能な場合は結石分析をご利用ください。 輸送中の成分消失等により正確な...
尿沈渣に使用される標準的な対物レンズは、円柱の観察では10x、細胞その他の微細構造の観察では40xです。これにより、100xまたは400xの倍率を得ることができます(10xの接眼レンズを使用した場合)。400xだと細菌の観察にも適しています。形状、サイズ、細胞構造など、細菌の形態を詳細に観察す...
(15:45~16:45)尿沈渣検査で尿路感染症・細菌検査にせまる司会:宿谷賢一 先生 東京大学医学部附属病院 検査部演者:野崎 司 先生 東海大学医学部付属大磯病院 中央臨床検査科 休憩(16:45~17:00) 【講演Ⅲ】(17:00~18:00)尿沈渣検査で尿路腫瘍疾患・病理検査にせまる司会:野崎 司 先生 ...
尿沈漆検査も自動化が進み, 自動分析機を使用している施設が増加してきた。 しかし自動分析機は上皮類や円柱類などの検出力は鏡検法には及ばないため,鏡検法との併用をしているのが環状である。 特に女性の場合,不適切な採尿法で採取した尿は脛由来の上皮細胞が混入し自動分析機では解析できず,...
*1 表1 〈尿沈渣 参考基準範囲〉 報告項目報告形式参考基準範囲 細胞成分 赤血球 〇個/HPF~〇個/HPF 5未満/HPF 白血球 扁平上皮細胞 移行上皮細胞 尿細管上皮細胞 (1+)~(3+) (-) 細菌 細菌 真菌 尿円柱 硝子円柱 (1+)~(5+) 微粒円柱 (赤血球円柱) (白血球円柱) 結晶成分 リン酸アン...