このような情勢の中で、大覚寺統から即位した後醍醐天皇は、親政を推し進め、記録所の再興など意欲的な政治を行った。このころ幕府の得宗専制政治に対する御家人の反発が次第に高まり、また、畿内近国の悪党などの動きも依然活発であった。この状況を見た後醍醐天皇は討幕の計画を進めたが、1324年...