思春期における周期性精神病は, 1959年に高木により前思春期周期性精神病として報告され,その後,山下により若年周期精神病としてまとめられた。 12-15歳頃,とりわけ初経後まもない女児に多く発症し,その月経周期に一致して病相を反復するが,ときには月経開始以前の女児や男児に認められること...