篩骨洞開放術を受けた後は、副鼻腔炎とその症状である頭痛、顔面の圧迫感と痛み、鼻づまり、鼻汁などの改善が期待できます。 篩骨洞開放術はその他のFESSと同じように侵襲の少ない手術です。一般的に、従来の副鼻腔手術に比べFESSに関連する感染リスクは低く、回復も早くなります。
血管内リンパ腫は腫瘍細胞が血管内腔で増殖し腫瘍塞栓による多臓器不全を来す予後不良な疾患で,腫瘤形成を伴わないため早期診断は困難である.症例は77歳女性で主訴は頭痛,CTで篩骨洞陰影を認め急性副鼻腔炎として抗生剤点滴す るも軽快せず,高熱や急速な全身状態悪化を認めた.内視鏡下篩骨洞開放術を行...