安治川信繁(あじがわのぶしげ)は定年後、大阪府警に再雇用された警察官だ。給与は定年時の6割程度で昇進もない。土日返上で働き、ときには自腹で他県まで捜査に行く。ドラマ化もされた姉小路祐(あねこうじゆう)さんの小説『再雇用警察官』の主人公の姿はシニア世代の労働や待遇について考えさせ...
命令を受けたのは日本IBM。同社の社員らで作る労働組合「日本金属製造情報通信労組(JMITU)」によると、60歳以降も勤務を希望する場合、「シニア契約社員」として再雇用される。ただ、賃金は正社員の2割程度の月17万円に減ってしまうため、労組が改善を求めてきた。