昨年10月以来、1年ぶりの円安水準。日本銀行が30、31日の金融政策決定会合で緩和策を修正するとの観測が浮上し、長期金利は上昇(国債価格は下落)した。日経平均株価も前日比668円14銭(2・14%)安い3万0601円78銭で終え、円・債券・株式が「トリプル安」に沈んだ。米国経済の想定外の強さが金融市...
日本銀行が20日に公表した資金循環統計(速報)によると、日銀が保有する国債(国庫短期証券をのぞく)は6月末時点で前年比9・9%増の580兆4902億円(時価ベース)で、過去最大となった。発行残高に占める保有割合も、5割を超える異例の状況が続いている。 日銀は金融緩和の一環として、金利を抑える...
その間、ニュースには「歴史的な円安水準」という文字が並び、日本銀行も約11年にわたる異次元の金融緩和政策を転換、さらには国債の買い入れを減額する方針も示されました。いま日本経済はどうなっているのか? その背景にある経済のしくみとは? そして2024年の経済は今後どうなっていくのか?…...
11月の米大統領選で共和党のトランプ前大統領が優勢との見方が広がり、市場で「トランプ・リスク」への懸念が高まった。当選すれば財政が悪化し、物価上昇が進むとの見方から、米長期金利の指標となる10年物国債の利回りが上昇。ドル買い円売りが進んだ。 22日の東京株式市場で日経平均株価は続落...
一方、日本は日本銀行が国債を買い入れ、金利を低く抑える金融緩和策を続けてきた。米金利の上昇に合わせ、円売りドル買いが優勢となってきた。 しかし、米国の中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)は今月、3会合連続で利上げを見送り。来年前半にも利下げに転じるとの見方が広がる。 一方、...
日米の金利差拡大を見込んだドル買い・円売りの動きが強まっている。11日に、英中銀イングランド銀行のベイリー総裁が緊急の国債買い入れを延長しない方針を示し、債券市場の混乱への懸念が高まったことも、安全資産であるドルを買う動きにつながった。
前日に米国の長期金利が上昇(国債価格は下落)したことが波及し、日本の長期金利も上昇。運用で恩恵を受ける金融や保険会社の値上がりが目立った。円安の進行も輸出企業を中心に株価の支えとなった。 2日午後5時時点の対ドル円相場は前日同時刻より63銭円安ドル高の1ドル=161円64~66銭。1日の米ニ...
日本銀行に大量の紙幣(電子データも含む)を刷らせ、国債を買い上げさせて悪化する借金財政を支えた。 おかげで増税や歳出削減という不人気策は先送りできたが、財政事情は著しく劣化した。一時は政治家や国民の間に醸成されつつあった財政健全化の問題意識を消し去ってしまったのも、きわめて深刻だ。
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