低所得のひとり親家庭を支えるため、隔月で一定額が支給される児童扶養手当。困窮家庭の「命綱」のはずが、コロナ禍に役割を果たせていないと批判が出ている。前年の所得を元に支給が決まるため、急な家計の悪化に対応できないからだ。融通の利かない制度のあり方に、当事者には失望が広がる。