乳房炎は、乳牛において最も頻発する疾病であり、平成24年度の家畜共済統計によると、全 国で429,635件(全疾病の31.1%)が報告され ている。これを低減することは、酪農家の収益 を向上させるために不可欠である。本病は特に 分娩後に発症しやすく [1]、分娩後10日以内に 発症する乳房炎(以下...