摘要 平成24年7月3日および11日から14日まで梅雨前線が九州北部に停滞し未曾有の災害をもたらした。特に7月14日矢部川流域黒木雨量観測所では9時間雨量365mmの観測史上最多を記録し,また船小屋水位観測所では7月14日9時に観測史上最高の9.76mの水位を観測し,氾濫危険水位を1.36m上回った。このよ...