それでも7分間粘って、会話を続けた。できるだけ多くしゃべらせ、警察に情報を提供するために。 7月下旬の昼ごろだった。女性は京都市南区の自宅にいた。昼食後に固定電話が鳴り、受話器を取ると男の声が聞こえた。 有名百貨店の従業員を名乗る男の口調は「やけに丁寧」だった。電話のディスプ...