スポーツ基本法案が今国会で成立しそうだ。半世紀ぶりに、スポーツ政策の骨格が生まれ変わろうとしている。 今あるスポーツ振興法が成立したのは、東京五輪を3年後に控えた1961年だった。国と自治体の役割を定めた条文がおもで、プロスポーツの隆盛など、その後の時代の変化に追いついていない。
朝日新聞デジタル スポーツ、気軽に楽しめていますか? 基本法施行10年、現場を歩く 写真・図版 1 / 7 前の写真 次の写真 さいたま市緑区で体験会を開くスポーツ推進委員(左)。4歳から60代までがボッチャなどを楽しんでいた この写真の記事を見る 無断転載・複製を禁じます 関連ニュー...
1.スポーツ基本法の検討から成立に至る経過今回のスポーツ基本法制定の動きは、今から4年前の平成19年にまで遡る。(1)スポーツ振興に関する懇談会の提言平成19年8月、当時の遠藤文部科学副大臣の私的諮問機関である「スポーツ振興に関する懇談会」は「『スポーツ立国』ニッポン~国家戦略として...
東京五輪・パラリンピックが開かれた今年は、スポーツ基本法が施行されて10年になった。スポーツを楽しみたい人のために、国や自治体などに、場や機会を確保するよう求めた法律だ。 私たちの周りには今、スポーツを気軽に楽しめる環境が整っているのだろうか。節目の年に現場を歩いた。 子育...