肝細胞傷害はさまざまな肝疾患で起こりますが、疾患によってAST・ALTの上昇度合いとAST/ALTの比率が異なるため、これらの数値を病態とともに理解しておくことにより、単なる肝細胞傷害の有無からもう一歩踏み込んだ肝臓の状態を理解することが可能となります。 (手順1)まずALTを見て、肝細胞傷害...
ただし、AST(GOT)の数値だけが高く、ALT(GPT)の数値が高くない場合は、心筋梗塞や筋肉の組織が壊れたなどということを判断する材料となります。 ALT(GPT)がAST(GOT)の数値を上回っているときは、脂肪肝や慢性肝炎などが疑われます。