坂倉 高血圧は非常に有病率が高くて,恐らく内科医として診療している限り避けて通れませんが,2019年4月に「高血圧治療ガイドライン」が5年ぶりに改訂されました.新しくなったガイドラインで,実際の臨床現場がどのような影響を受けるかは未知数だということで,最前線の開業医として実際...
高血圧の薬物療法として現在10種類近くの治療薬が使用されている。 そのうち,β1遮断薬は,軽症高血圧だけでなく,心不全;虚血性心疾患を合併する高血圧に対しても,第一選択薬の1つとして,米国合同委員会第7次報告(JNC-7),ヨーロッパ高血圧学会/心臓病学会(ESH-ESC),日本高血圧学会(JSH2004)...
高血圧切迫症は臓器障害の進行を伴わない異常血 圧高値と定義される.最新の高血圧ガイドライン にも明らかな治療指針はなく,短時間作用型の降圧 薬やストレスを勘案し... M Tsuji,A Chino,K Terasawa - 《Kampo Medicine》 被引量: 0发表: 2019年 ESA製剤の特徴と使用法,副作用 第1世代の赤血...
最近,新しい降圧薬としてレニン阻 害薬(アリスキレンフマル酸塩),また,新しい 高尿酸血症治療薬としてフエブキソスタツトが発売された。今回,私たちは,約4年間に渡り多 数の薬剤にアレルギー反応を示し治療困難とされ ていたにも関わらず,アリスキレンフマル酸塩と フエブキソスタツ...
高血圧緊急症は,血圧の異常高値のみならず, 標的臓器障害が急速進行し,直ちに降圧治療を 開始しなければ致命的になり得る病態である. 主な緊急症の病態を表1に示す.また,今回改訂された高血圧治療ガイドライン2014 (JSH2014)の高血圧緊急症に関する主な変更 点は,1)高血圧緊急症の定義に高度...