医療サービスの公定価格「診療報酬」が6月1日に改定される。医療従事者の賃上げなどのため、初・再診料や入院基本料といった報酬が引き上げられる。これにより、患者の窓口負担(年齢や所得に応じて1~3割)も増えることになる。 初診料は2880円から30円増えて2910円に、再診料は20円増えて750...
医療機関に支払う報酬は減らすべきか、増やすべきか――。医療サービスの公定価格「診療報酬」の来年度の改定をめぐり、財務省と医療側との攻防が激化している。財務省は診療所を中心に高い利益が出ているとして減額改定を主張。医療界は「ミスリードで不適切」と反論し、物価高騰や賃上げが続くな...
社説2024年2月16日 5時00分list改定で変わる主な医療費 [PR] 医療機関や薬局への診療報酬の改定内容が決まった。現場で働く人たちの賃上げのための項目も多いが、患者の支払いは増える。制度を持続させるためには、効率的なサービスの提供体制を整えると同時に、負担に見合う質の高い医療の実...
純利益が増えたことで診療所の蓄えである利益剰余金は同18%増えていた。 医療現場は看護師らの賃上げが必要として診療報酬のプラス改定を求めているが、財務省は剰余金の増加によって、賃上げに回す余力があるとみている。 財務省によると、21年度の…...
医療サービスの公定価格「診療報酬」が6月1日に改定される。医療従事者の賃上げなどのため、初・再診料や入院基本料といった報酬が引き上げられる。これにより、患者の窓口負担(年齢や所得に応じて1~3割)も…
来年度予算案編成の焦点となっている診療報酬について、政府・与党は19日、来春の改定で医師らの人件費などにまわる部分を0・43%引き上げる方向で最終調整に入った。一方、薬価部分は市場価格を踏まえて引き下げ、診療報酬全体としてはマイナス改定とする。増加傾向にある医療費を抑える方針だ。
医療従事者らの賃上げか、保険料負担の引き下げか――。収拾がつかない診療報酬改定の議論は首相裁定で決着した。「薬価」部分を含む全体の改定率はわずかなマイナス。政治とカネの問題も影を落とし、丁寧な政策決…