医療サービスの公定価格「診療報酬」の来年度の改定で、政府は医療従事者らの人件費に回る「本体」部分を引き上げる方向で調整に入った。約30年ぶりの高水準の賃上げが広がる中、増額が避けられないと判断した。…
純利益が増えたことで診療所の蓄えである利益剰余金は同18%増えていた。 医療現場は看護師らの賃上げが必要として診療報酬のプラス改定を求めているが、財務省は剰余金の増加によって、賃上げに回す余力があるとみている。 財務省によると、21年度の…...
一方で、高い報酬が得られるために過剰になっているとされる、看護体制が手厚い病床の絞り込みにも引き続き取り組む。入院基本料を算定する際の患者の重症度や医療・看護の必要度を評価する項目などを見直し、患者の状態に応じた報酬の病床への転換を促す。診療側は、経営環境の厳しさを理由に反対した...