訪問介護の事業所について、今年6月の廃業数が前年同月比で1割程度増えたことがわかった。厚生労働省が12日、審議会の分科会で自治体への調査結果を明らかにした。訪問介護を巡っては、基本報酬が4月に引き下げられ、事業所の経営への影響を懸念する見方が出ていた。 調査では都道府県や政令指定市...
厚生労働省は報酬引き下げの根拠として、訪問介護の利益率がすべてのサービスの平均を大きく上回ることを挙げている。だが、都市部の大手事業所や、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)に併設され、効率よく訪問できる事業所に比べ、利用者が点在する中山間地域などでは移動に時間がかかり、利益率...
「(基本報酬が)マイナス改定だった訪問介護を中心に、事業継続をあきらめた倒産が件数を押し上げている可能性もある」とし、倒産増加はしばらく続くと予想している。 厚生労働省の推計によると…この記事は有料記事です。残り148文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 今すぐ登録(初...
新年度の介護報酬改定で訪問介護の基本報酬の引き下げに反発が広がっている問題をめぐり、厚生労働省の直近の調査で訪問介護事業所の4割弱が赤字だったことがわかった。同省は報酬を引き下げる根拠の一つとして、訪問介護の利益率がすべてのサービスの平均を大きく上回るデータを挙げてきたが、調査...