国内の高血圧が原因の脳心血管病死亡者数は年間約10万人と推定されています。厚生労働省「健康日本21」では、食生活や飲酒などの対策で、国民の収縮期血圧を4mmHg低下させることを目標にし、脳卒中死亡が年間約1万人、冠動脈疾患死亡が約5千人減ると推計しています。
2009年度厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業「呼吸不全に関する調査研究班」(研究代表者:三嶋理晃)では,原発性肺高血圧症(PPH)および特発性慢性肺血栓塞栓症-肺高血圧型(CTEPH) の名称変更および認定基準を含む内容の改訂を行った.PPHは肺動脈性肺高血圧症(PAH)に変更したことに伴い,そ...