あれは4分の1に縮小印刷されたもので、原本は手書きだ。一字、一字に、根気が詰まっている。 千秋楽の取組をさばき終えると、三役格行司の第3代木村容堂さん(59)は花道で、気合を入れ直す。 「さあ、仕事だ」 角界が休みモードに入る場所直後でも、容堂さんは例外。次の場所の番付表を一人で...