物価高が続く中、政府・日本銀行が金融政策の目標に掲げる物価上昇率「2%」目標の是非が衆院選で取り上げられている。立憲民主党が「0%超」を目指す考えを公約に掲げたからだ。暮らしへの打撃を和らげるには、…
立憲は政策集に「新しい金融政策への転換」を盛り込んだ。日銀の物価目標を「2%」から「0%超」とし、政府・日銀の共同目標に「実質賃金の上昇を掲げる」とした。物価高への強い不満が背景にあるとみられる。 物価目標0%超は「に戻る」批判も...
7月の消費者物価指数(2020年=100)は、値動きの大きい生鮮食品をのぞく総合指数が108・3となり、前年同月より2・7%上がった。これで上昇が2年11カ月続いたことになり、伸び率は3カ月連続で前月より拡大した。日本銀行は物価上昇の目標を「2%」としているが、それを上回る水準の物価高にな...
物価高が続く中、政府・日本銀行が金融政策の目標に掲げる物価上昇率「2%」目標の是非が衆院選で取り上げられている。立憲民主党が「0%超」を目指す考えを公約に掲げたからだ。暮らしへの打撃を和らげるには、…
日本銀行が2013年7~12月の金融政策決定会合の全議事録を公表した。日銀は当時の黒田東彦(はるひこ)総裁の下、2年程度での物価上昇率2%目標の実現に向け、「異次元」の金融緩和を進めていた。当時の日…
6月の消費者物価指数(2020年=100)は、値動きの大きい生鮮食品をのぞいた総合指数が107.8となり、前年同月より2.6%上昇した。これで34カ月続けて物価が上がったことになる。上昇率は2カ月連続で前月より拡大した。日本銀行が目標に掲げた「2%」を上回る物価高が定着しつつある。 総務省が19日...
さらに植田日銀にとって重要な課題となるのが「2%目標」の今後の扱い方だ。 黒田東彦・前総裁は11年前… この記事は有料記事です。残り2191文字有料会員になると続きをお読みいただけます。 今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする ※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません ...
朝日新聞 消費者物価、日銀目標の「2%」超え定着 上昇率が2カ月続けて拡大 写真・図版 物価 この写真の記事を見る 無断転載・複製を禁じます
超円安と物価高が続くなか、「物価の番人」としての機能を果たし、追加利上げできるのかどうかが注目されていた日銀の金融政策決定会合(年8回開催、メンバーは総裁以下9人)。14日の会合では、4月に続いて利上げが見送られた。日銀は、国債買い入れのペースを落とす具体的な計画を次回会合で決...
朝日新聞デジタル 物価高騰しても動かない物価の番人 一度掲げた2%目標に取り付かれ 写真・図版 2 / 4 前の写真 次の写真 金融政策決定会合後、会見する日本銀行の植田和男総裁=2024年4月26日午後3時57分、東京都中央区、上田幸一撮影