法的な知識や思考力はもちろん、豊かな人間性を養うため、合格率3%前後だった司法試験による「一発勝負」からの脱却を目指し、真摯(しんし)に学んだ学生の7~8割が合格できる「プロセス重視」に転換を図るのがねらいだった。 それから20年。法科大学院の半数以上が撤退・募集停止に追い込まれる...
国は司法試験の合格率アップやロースクールへの入学者を増やすことを目的に、学部(法曹コース)を3年で修了し、ロースクールを2年で修了する5年一貫教育を軸とする新たな法曹養成制度を2019年度入学生からスタートさせた。この制度、通称「3+(プラス)2」を中央大学法学部でも実施し、2023年秋に本...