これまで、不本意型に注目した非正規雇用の研究としては、永瀬(1997)、 Barrett and Doiron[2001]、脇坂(2003)、周(2008)、野田・山本(2009) などがある。 たとえば、永瀬 (1997) は正社員とパートタイム労働者の賃金の差がRosen [1974]流の補償賃金格差で説明できないことや、非自発的パー...