2016年に入り、中国株の急落をきっかけに世界同時株安が起こり、原油価格の下落や新興国通貨の下落と相まって、市場の混乱が深まった。この震源となった中国では、15年夏以降、3回の株価急落が発生した(図表1)。まず15年6月には、過去1年間に株価が2.5倍に急騰し、過熱感が強まったことを背景に、...