1.年金繰り下げと年金繰り上げの違い 公的年金(「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」)の本来の受給開始年齢は65歳ですが、各自のライフプランや家計の状況に応じて、受け取り開始を遅らせて年金の額を増やしたり(繰り下げ受給)、年金の額を減らす代わりに受け取り開始を早めたり(繰り上げ受給)...
ここでは、「大学卒業後フルタイムの正社員を続けた場合の60歳までの生涯賃金(退職金を含めない)」 を例に挙げて計算を行いました。20歳から大学卒業までの期間を2年として、その期間の国民年金保険料を猶予扱いとしています。夫の平均年収 約689万円(生涯賃金額2億6,190万円 ÷ 38年)6.3万円...
ただ、振替加算をもらえる人は注意しなければなりません。(加給年金が妻のものになる振替加算とは?) 国民年金の繰り下げ受給のために待機している期間については振替加算が支給停止となりますので、お得度が相殺されてしまうのです。 繰り下げの場合は、いずれにしても社会保険事務所で計算して...
このようにデータ上では有利である厚生年金の繰り下げですが、「加給年金」をもらえる人は、繰り下げ待機中加給年金の支給がストップしてしまうなどのマイナス面もありますので、社会保険事務所での確認+通常受給と繰り下げ受給のシミュレーションを出してもらうことをお勧めします。
辻 社会保険労務士事務所は、皆さまの会社経営を幅広い知識と豊富な経験により、しっかりとサポートいたします。労働基準監督署・年金事務所の調査対応、就業規則作成、人事考課制度・賃金体系・退職金制度の見直し、助成金の申請、労働・社会保険の手続き・給与
5.おわりに厚生年金と国民年金の違い、年金額の計算方法や増やす方法などを紹介しました。老後生活費の不安を減らすためには、「できるだけ長く働く」とともに「資産形成」に取り組み、「繰り下げ受給」を目指す考え方が有効です。(ファイナンシャルプランナー 福嶋淳裕)トップへ戻る福嶋 ...
妻の老齢厚生年金が30万円というケースを想定してシミュレーションします。A:80万円(夫の老齢厚生年金) × 3/4 = 60万円B:80万円(夫の老齢厚生年金) × 1/2 + 30万円(妻の老齢厚生年金) × 1/2 = 55万円したがって、計算上の遺族厚生年金は、高い方(A)の60万円となります。さらに...
65歳から受け取り始める場合の年金額を100万円(1年分)と仮定した場合、繰り上げ受給と繰り下げ受給の金額にどれくらいの違いがあるのか計算してみましょう。・60歳繰り上げ受給の場合、受け取る年金額は24%(0.4% × 60月)減額されて76万円に・75歳繰り下げ受給の場合、84%(0.7% × ...
この制度には、他にも問題がある。収入に計算されるのは賃金だけで、事業所得や家賃、株式配当、顧問契約や請負の収入は含まれていない。明らかに不公平だ。また、受給を遅らせると年金が増える「繰り下げ受給」は、減額分には適用されない。