5月、東京の歌舞伎座では恒例の「團菊祭」が開かれる。昼の部「極付(きわめつき)幡随長兵衛」で男の意地を貫く長兵衛、夜の部「伽羅(めいぼく)先代萩」の「床下」では敵役の大役、仁木弾正を演じる市川團十郎。十三代目を襲名後、2回目となる團菊祭を「我々の世代が、しっかりともり立ててい...