11日投開票、台湾総統選の争点 写真・図版 台湾総統選の構図 この写真の記事を見る 無断転載・複製を禁じます 関連ニュース トランプ氏「軍を使いたくない」 報復連鎖避けたい意向 イラン「今後は米次第」 経済制裁・イラク巡りなお火種 「戦争求めてない」はずが司令官殺害、トランプ氏の...
■台湾の独自性を守るか、中国と融和を図るかが争点だよ アウルさん 台湾(たいわん)で大きな選挙があると聞いたよ。 A 政治のトップの総統(そうとう)を決める選挙が11日に投開票(とうかいひょう)される。現職で再選をめざす与党(よとう)・民進党(みんしんとう)の蔡英文(ツァイインウェ...
過去の総統選では、中台関係が主な争点になり、各党が論争を繰り広げた。中国は民進党を「台湾独立派」と批判しており、民進党政権で関係が緊張し、国民党政権で緩和する流れだった。 今回の総統選には与野党の3組が立候補している。民進党候補は親米路線の継続、国民党は対中関係の改善を唱え、第3...
民進党の頼清徳(ライチントー)副総統(64)が勝利した台湾総統選で浮かび上がったのは、台湾の存立に自信を深めた民意だった。 台湾社会は、自らを「中国人」と考える人が2・5%まで減り、大多数が自身を「台湾人」と見なしている。多くの人々が台湾をすでに事実上の独立国だととらえ、台湾を権威...
台湾は、中国との対立関係から大半の国々と外交関係を結べず、国連に加盟できない。死刑制度がないか、死刑を執行しない国が7割を超えた国際社会にあって、人権重視を掲げて中国との違いを鮮明にすることが、欧州などと結びつくのに不可欠と意識されている面がある。 日本では情報公開が不十分なこ...
一つの要因は、19年の香港の抗議デモを中国が厳しく弾圧し、中台統一のモデルともされた「一国二制度」の限界を露呈したことだ。中国が強引な動きを見せるほど台湾の民意が遠のくジレンマは変わっていない。 中台関係筋は「コロナ禍で台…
これに対し、中国は近年、台湾の防空識別圏(ADIZ)に頻繁に軍用機を進入させたり、台湾産食品の輸入を規制したりする圧力を強化。台湾が外交関係を維持する国々への働きかけを強め、この7年で新たに9カ国と国交を結び、台湾と断交させた。 台湾内外で「有事」への懸念が高まるなか、各党の対中政策は...
中国で14年ぶりの五輪が4日、開幕した。民主派の締め付けが進む香港や対中関係が冷え込む台湾、そして中国本土で暮らす人びとにはどう映るのか。 ■香港 進む締め付け、言葉選ぶ 米欧などが人権問題を理由に…