上皮性悪性腺瘍(卵巣癌)については,腫瘍マーカーとして一般にCA125,CA19-9,CA72-3,CEAが用いられる.上記のマーカーはいずれも術前に悪性であることを診断する意味では特異性が高いとはいえないが,術後の治療効果判定や再発の指標としての有用性が報告されており,なかでもCA125が最も有用で...