介護保険サービスの公定価格となる介護報酬について、政府は16日、来年度からの報酬を1・59%引き上げる方針を固めた。今年度補正予算で来年2月から介護職の賃金を月約6千円(0・7%相当)引き上げると決…
介護報酬は、介護や支援の内容や、かかった時間に応じて国が価格を定めている。今回の改定では、全産業平均に比べて賃金が低い介護職員の人材流出を防ぐねらいで、全体の報酬を1.59%引き上げ、うち0.98%を職員の賃上げにあてることにした。しかし、サービス別に見ると、基本報酬については、特別養護...
介護保険サービスの改定について、厚生労働省が22日、具体的な内容と料金案を明らかにした。深刻な介護職員の人手不足に対応するため、2024年度に月約7500円、25年度に同6千円を賃上げできるよう報酬…
前の写真 次の写真 「ひかり療育園」の自立活動の時間。利用者が洗濯物を干していく。車いすに乗る男性利用者(右から2人目)に職員(右)が寄り添う=2024年6月4日午後2時24分、東京都町田市 この写真の記事を見る 無断転載・複製を禁じます...
「まちだ育成会」はそんな理念を掲げ、2022年4月に同園の運営を町田市から引き継いだ。一人ひとりに合わせた支援を続けて約2年半。登録者は10人増え、収支も22年度は赤字だったのが昨年度は黒字になった。経営も軌道に乗り始めたところに今春の報酬改定が実施された。
介護職 久野佳奈代(愛知県 66) 7日1面の「8がけ社会」の状況に、全くその通りだと思いました。私の職場も、ほぼ最低賃金。30代の男性職員は「仕事は好きだがこれでは家庭を持ってやっていけない」と転…
こうした状況を踏まえ、厚労省は報酬改定全体の影響を調べ、訪問介護事業所の廃業などの経営状況や職員の処遇改善についても分析する。冬にかけて集計し、来年3月ごろに結果を公表する予定。来年度以降、介護の職業としての魅力を広報したり、人材確保に向けて都道府県を支援したりする方針だ。
生活介護事業所「ひかり療育園」(東京都町田市)には、重い知的障害や身体障害のある約50人が登録している。1日の定員は25人。医療的ケアや食事、排泄(はいせつ)などの支援を受けながら、洗濯物を干す練習をしたり、身体の機能改善を兼ねて散歩したり。日常生活に必要な力をつけ、地域での暮らしを続...