の試験不正問題で、弁護士らでつくる第三者委員会は20日に調査報告書をまとめ、東京都内で記者会見を開いた。確認できた部分で不正は34年前から続いており、現在手がける車種のほぼ全てで行われていた。不正が蔓延(まんえん)していた理由について、貝阿弥(かいあみ)誠委員長は「過度にタイトな...
ダイハツ工業が昨年12月に公表した第三者委員会の報告書で、「社員の声」制度と呼ばれる内部通報制度はあったものの、今回の不正行為を示唆する内部通報は見当たらなかったとしている。また、これまで「社員の声」に寄せられ、調査に至った案件のうち、約6割は事案が発生している部署に調査を依頼...
ダイハツ工業の不正は、蔓延(まんえん)を招いたとされる経営陣の責任に加え、親会社であるトヨタ自動車のグループ経営のあり方も厳しく問われねばならない。 社外の弁護士らからなる第三者委員会の調査の結果、不正は今年春時点の6車種から計64車種に拡大した。データの捏造(ねつぞう)や改ざん...
再発防止策は、第三者委員会から指摘された不正の原因や提言に沿って策定された。 ダイハツは自社の問題点として、「人に対する関心が薄く、いかに業務を効率的に遂行するのかを最優先に考える風土が蔓延(まんえん)していた」「(親会社の)トヨタ及び当社双方に遠慮があり、実態やお互いの戦略が十...
ダイハツの車両認証試験の不正について調査した第三者委員会が調査の一環で行ったアンケートには、従業員たちのやるせない言葉が並んだ。 今回新たに発覚した不正の中には、安全面に関わりうるものもあった。エアバッグの試験では、衝突検知時に自動で作動させる必要があるにもかかわらず、...
第三者委員会が認定した不正は生産を終えた車種を含む64車種と3種類のエンジンに及び、国内外で手がけるすべての車両の出荷が止まる前代未聞の事態に陥った。混乱は収まらない。「生活の足」である軽自動車のトップメーカーのブランドは大きく傷ついた。 ニュースレター「アナザーノート」 「...
大規模な試験不正が発覚したダイハツ工業の奥平聡一郎社長と星加宏昌副社長、親会社のトヨタ自動車の中嶋裕樹副社長が20日、東京都内で記者会見を開いた。主なやりとりは次の通り。 ――第三者委員会の報告書で…
朝日新聞デジタル 消費者庁がダイハツに指導 内部通報体制の見直し求める 写真・図版